しじゅうくもち(四十九餅) |
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地方によっては、中陰明けのとき四十九餅を作る習慣がある。菩提寺へ送る場合と忌に参与した人に配る場合と地域によって異る。大体一臼の餅から四十九の小餅をつくる。壱岐では四十九餅は寺へ送るが、膝の餅、尻の餅、肘の餅などと死者の体になぞらえた名称をつけている。また岡山市附近では、初七日に四十九の餅を拵え、一升のもち米で、比較的大きいのを三つ、その残りで四十九の小餅をつくるが、それを死人の節々として、その釘を抜くのだという。三つは両臑(すね)と頭で釘を抜くために、この三つを参会者に少しずつ食べてもらうというならわしがある。 |
参考文献:「葬儀大事典」(鎌倉新書) | yeohoo |