しきみ(樒)
死者の枕元や祭壇に供えられる”しきみ”は故事によると、その実は本来天笠より来たもので、天笠の青蓮花に似ており、故に仏の花として供えられるとしている。またしきみは狼がそのにおいを嫌うことを利用して、死体を狼から守るために墓地に植える習慣が古くからあり、これが葬法にとりいれられたという。このしきみは関東以西の葬儀によく用いられる。
参考文献:「葬儀大事典」(鎌倉新書) | yeohoo |