さいし(祭祀) |
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神もしくは霊魂と人との交渉を具体的に表現する儀式。古代には祭祀は、郊外で行なわれていたが、神杜建築の発生により、主として礼前で行なわれるようになった。祭祀には、必ず祝詞が奏上される。神を祀る場所が祭壇であり、祭祀にたずさわるものが祭官(神主、宮司)である。祭祀を行なう人は古くには、神と一体化して同じ境地に達し、さらに神を請来して事の実現にあたることが、必須の要件とされていた。したがって古代には、祭事の司祭者は巫女だった。 |
参考文献:「葬儀大事典」(鎌倉新書) | yeohoo |