きょうじょく(経卓)
僧の座る前に置く机で、経を載せるのに使う。黒又は赤の漆塗りの木製で、縁や角に、箔がつけてある。上部に香狭間(こうざま)のある小引出がついているものもある。真宗では、常に三帖和讃を載せるので、和讃卓(わさんじょく)ともいう。 葬儀における祭壇では、葬具はすべて白木で作られるが、現在では檜・桐・樅(もみ)・杉・欅(けやき)なども用いられている。葬具の経机は、それ等の材質で作られてあり、彫刻祭壇の場合は、経机も彫刻が施されている。種類は筆返し経机、猫足経机などがある。
参考文献:「葬儀大事典」(鎌倉新書) | yeohoo |