かしゃ(火舎) |
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香炉の一種で、四面器(火舎一、六器六、花瓶二)のなかの焼香器である。鐔(つば)のある縁をもった浅い火炉で、短い三脚をつけ、蓋がある。火舎は中国唐代に発達し、正倉院に大理石と金銅鋳造の大型の火炉がある。密教法具の火舎香炉で最も古いものは平安時代のもので蓋は二段くびれの鰻頭形に宝珠鈕をつけ、透しがある。浄土真宗では、四具足(華瓶一対、御仏飯、御面灯、火舎香炉)の一つとして火舎をもちいる。 |
参考文献:「葬儀大事典」(鎌倉新書) | yeohoo |